米マイスター麹町では、生き物すべてに優しい佐渡の「朱鷺と暮らす郷」米を販売しています。

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 環境にマイナスの影響を与えない農業を推進することを認定された農業者の愛称で、平成11年に制定された「持続性の高い農業生産方式の導入に関する法律」に基づいて出来た制度です。
 エコファーマーの認定を受けるためには、次ぎの3つの技術すべてを用いて、環境に優しい農業に取り組まねばなりません。
  • 土作りに関する技術
  • 化学肥料を低減する技術
  • 化学農薬を低減する技術

 エコファマーは、農業者が申請した生産計画をもとに、都道府県知事により認定されます。
佐渡におけるエコファーマー申請者数(単位 人)
H21年度、5割以上減農薬化学肥料栽培取り組み予定

           
水稲作付面積 5100ha
減減栽培取り組み予定面積 2200ha
面積比率 41.3%
 「生き物をはぐくむ農法」とは、朱鷺をはぐくむ生き物に視点を置いた米作りを体系化したものです。朱鷺を保護する環境への取り組みが農業経済に繋がるものであり、環境再生に繋がるものであること、また生態系を守ることから、生物多様性保全の実践として、非常に有効であることから生まれました。
 生き物をはぐくむ農法では、次ぎの4つの取り組みのいずれかを実践します。
 1.水田・水路での江の設置

 
生き物をはぐくむためには、常時水がたまっている場所が必要となります。通常の水稲栽培方法では、中干し時期には湛水された場所がありません。そのため、多くの生き物が減少します。そこでドジョウやヤゴ、オタマジャクシなどの生き物の退避場所を作り、生育場所を確保します。



 2.冬季湛水(冬水たんぼ)の実施

 稲刈り後の冬の田圃に水を張ると、そこは小さな生き物たちの越冬場所となります。また朱鷺や渡り鳥などの餌場として大きな役割を果たします。イトミミズやユスリカなどが大量に繁殖し、有機質が分解して肥沃な土を作ります。
 3.魚道など水路の設置

 現在、多くの田んぼでは水田と水路で生き物が自由に往来できない構造になっています。魚道等を設置することにより、ドジョウ等が自由に往来できるようになります。水生生物たちの逃げ場への道が出来ると、ドジョウ等の生息量が増大します。
 4.ビオトープの設置

 水稲作付け田とビオトープ水田を一体として管理することにより、水稲作付け部分を含め、水田周辺の生き物が年間を通して住める環境を作ります。ビオトープが中干し期や冬期の生き物の生息場所となります。また周辺の田んぼへの生き物の供給場所となります。
●生き物調査
 朱鷺の餌となる田んぼの小生物の調査をこどもたちが行います。これは地元学校と生産者が協力し合う環境教育の一つで、佐渡では地域が一体となって豊かな自然環境の保全に取り組んでいます。

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